ICUの看護師さんたち

タケです。

 

ICUで感じたことをつらつらと。

 

まず、看護師さん。

ICUの看護師さんは、当番制で、朝と夜の2交代。

交代の時に、挨拶しに来てくれます。

「今日担当の〇〇です、よろしくお願いします」

 

ICUの看護師さんの体制は、厚生労働省から下記の指針が出ています。

 

看護師の配置については、患者の重症度に応じた看護が行える体制とすること。業務を安全に遂行する上で必要とされる人員を、配置すること。具体的には、患者の重症度等に応じて患者2人に対して看護師1人以上常時配置すること

 

要するに、患者1人~2人に、看護師さんが1人つく体制です。

ほぼ、専任状態になるため、至れり尽くせりでございます。

 

ご飯を食べるときは、手が動かない僕の様な患者に対しては、

食べ物を一口一口食べさせてくれて、歯まで磨いてくれます。

ちなみに、このスプーンひとすくいで、その人の為人が分かるといったら過言でしょうか。

ひとすくいの量、口に入れる角度、そしてその間。

 

体が動かないので、お風呂もシャワーも出来ない僕の様な患者に対して、

「足湯してみますか?気分が変わりますよ」

と言って、ベッドの上に桶の様なものを置いてお湯を入れ、そこに僕の動かない足を入れてくれました。

僕も、「おぉ、温泉みたいだ~」とはしゃぎました。

 

血漿交換に対する副作用か、背中が痒くて堪らなくなった時のこと。

最初は、体を拭いてくれようと泡の石鹸とタオルを持ってすぐ近づいてくれましたが、背中が発疹だらけなのを見て、拭くのは良くないと判断したようで、

「掻けないから冷やしますね」といって、氷枕をいっぱい体の下に敷いてくれました。ちょっとした氷漬け状態ですね。

人によっては、ビニール製の手袋をして掻いてくれました。

爪を立ててでも掻いてほしかったですけどね。

 

夜中、頭が痒くて仕方なくなった時には、夜中にも拘わらず、ベッドの上で頭を洗ってくれたりもしました。

 

テレビをICU以外の病棟から探してきてくれて、僕のベッド横に持ってくるよう手配してくれたりもしました。

 

もちろん、担当外の看護師さんも何かあれば、来てくれます。

 

ある看護師さんは、担当外の方でしたが、色々とお世話してくれた上で僕にこう言いました。

「急にこんな風になって、すごいストレスですよね。

 そのイライラ、全部わたしたちにぶつけてもらっていいんですからね。」

まさに、白衣の天使。

看護師さんは凄いなと、感動してしまいました。

 

きっと、病気を受け止められずイライラして、看護師さんにあたる患者も多いのでしょう。それを受け止めてくれる優しさって凄いです。

 

まぁ、僕の場合は心の中で、

「いやぁ、そこまでイライラしてはいなくて、どちらかといえば、初めて経験することばかりで、ちょっと楽しくなってます」

とは思ってしまって、口には出せませんでした。

 

また、さすがICUの看護師さんは、緊急事態に慣れています

僕の担当看護師さんが、ちょっと他の患者さんを手伝いに行って戻ってきました。

 

「おじいちゃん、自分でA-ライン抜いちゃって。血が吹き上がっちゃった。服とか血まみれで大変だった。あはは。」

 

闘病生活の開始が、明るい雰囲気だったため、気持ちも明るくなれたのは大変助かりました。

 

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