初めての夜
タケです。
指の痛みが取れないので、短めの記事を書いていきます。
入院一日目の夜です。
ナースステーションとの間を仕切るカーテンが全開のままなので、
ずっと、ナースステーションの様子が見えます。
その逆もしかりで、常にナースステーションからこちらも見えている状態。
目を少し閉じていたものの、何となく目を開けて、頭を少し動かしていると、看護師さんが近づいてきて、様子を伺ってきます。
ハイハイ、ちゃんと息してますよ、と看護師さんに目で語り掛けます。
油断も隙もありません。人口呼吸器をつけるタイミングを狙っているかの様(笑)
と構えていたら、ここで、看護師さんから、意外なお話が。
「晩御飯食べられますか?」
へ、、、そう言えば、今日何も食べてない。
いろいろあり過ぎたのか、点滴を打っているからなのか、ご飯のことを忘れていました。
「た、食べます。はい。」
すると、看護師さんが、ベッドの傾きを変えてくれて、上半身が垂直になります。
うっ、は、挟まる。ベッドに挟まれて苦しい。
ベッドの動きに合わせて体をずらすことが上手くできず、
気分は、、、
そんな、角煮まんじゅうの角煮野郎に、看護師さんが、一口一口ご飯をすくって食べさせてくれます。
おお、これぞ白衣の天使的な、と少し鼻の下を伸ばしながら食べてみると、なんかシュワシュワしてる。
かまぼこと泡の中間の様なおかず。
嚥下食というやつです。
そして、飲み物がとろみのついたほうじ茶。
その名も、とろみほうじ茶。
お茶だと思って飲んだら、口の中がドロドロな感じに。
水の様なさらさらの液体は、意外と喉につっかかり、むせやすいのだとか。
いやいや、こっちの方がむせちゃうと言い張っていたら、笑いながら普通のほうじ茶に変えてくれました。
美味しいとは言えない夕食を終えると、今度は歯磨き。
これまた、看護師さんが、口の中を磨いてくれます。
「はい、口開けてください。」
といって、ブラシを口の中につっこみ、ゴシゴシ。シャカシャカ。
「はい、うがい。」
といって、紙コップの水をストローで吸って、差し出された器に、ペー。
気分は、おじいちゃん?それとも赤ちゃんですかね。
ICUも消灯となり、今度こそ、お休みです。
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