ギラン・バレー発症の記憶6

ブログに広告を貼らせて頂き、医療費の足しにしようと虎視眈々と狙っているタケです。

 

なんと、早速広告収入がありました。2円

振込手数料引いたらマイナスですけど。。。

いずれにせよ、ご覧の皆様有難うございます。引き続き頑張って書いていきます。

クライアント様ともども御贔屓に。

(いっぱしのメディアの気分)

 

さて、尿道カテーテルのお話からです。

この記憶は、この入院生活の中で辛かったことを上げるとすると5本の指に入るかもしれない程の辛く悲しい記憶です。

 

「えっ、そっそんな、いま刺激を与えると出る!」

 

今にも破裂しそうなくらい、尿意を催しているなか、そこに管を突っ込んでいこうとするのです。

 

「今は出さないでっ」と言いながら管が突っ込まれていく。

「いやっ、無理無理、出る出るっ」

「ダメダメ」

と激しい攻防?が繰り広げられます。

 

尿道カテーテルを挿すのは痛いと聞いていましたが、痛さよりも、排尿を我慢する辛さが大きく勝っていました。

 

限界まで耐えに耐え、あまりの辛さに耐えきれず、

「出るぅ~」

泣きそうになりながら、いや、もはや泣いていました。

 

その諦めにも似た泣き声と同時に医者が、

「もう出てる」

どうも、膀胱まで管が届いたらしく、管を伝わって尿が管の先のパックを勢いよく満たしていった様です。

 

その勢いを見た医者は、「これは、かなり溜まっていたみたいだね」と言う。

そりゃそうですとも、そもそもトイレに行きたいから救急車を呼んだんです、先生。

それから既に半日は経っていると思われます。

 

病院に着いて早々の山場を迎え、無事?乗り越えた感がありました。

その後、さらに奥の部屋に運ばれ、別のベッドに移されました。

 

ここは大学病院。さっき話した医者とは別の医者達が来て、同じような質問を繰り返します。

さっきも話したんだけど、、、と思いながら同じように答えていきます。

お婆さんに追い抜かれた話から、今月2回海外出張に行った話など。

さらに、先輩風の医者が若手風の医者に対してクイズを出しながら会話は進んでいきます。

「この場合、xxxと診断できない理由は何?」とかかんとか。 

 

暫くしたら、また、最初の医者もやってきて、今度はどのくらい力があるか腕を引っ張たり、足を押したりします。

「これは、1。これは、、、0。。。」

また、振動している棒を当ててみたり、温めてみたり、目の前が二重に見えないかを確認したり。 

そして、先の尖ったもので刺す、引っ掻く、そしてまた引っ掻く。

「痛いですかぁ?」

「痛いです」

「痛いですかぁ?」

「痛いです」

「これは?」

「。。。痛いです」

 

一通り、やられていて分かったのは、手足を動かす力はないが、感覚はあること。

だから、引っ掻かれる度に、痛いって言っているでしょうがぁ!!っと思いながら、「痛いです」と答えていた。

 

入れ替わり立ち代わりの検査が続いていましたが、穏やかなベテランっぽい医者が口を開きました。

 

「前の病院の先生が診断した通り、ギラン・バレーっていう病気の可能性がある。聞いたことある?」

 

昨晩、いろいろと検索した中にあった名前だと答える。

すると、

診断には時間がかかる病気であること。

進行が速いため、診断を待ってから治療したら手遅れにある可能性があること。

明日は日曜なので、通常は新しい処置を避けるけれど、そんなことは言ってられないくらい僕の病状の進行が特に早い為、正直焦っていること。

すぐに処置をしたとしても、今日中には人工呼吸器をつけなければならない可能性があること。

など、いろいろと説明してくださりました。

 

そして、前の病院の医者の判断を絶賛しました。

「前の病院の先生がいい判断をしてくれた。何の病気か分からないまま入院して、大変になってからここに運ばれてくることもある。検査で数日かけてしまったら手遅れになるところだったかもしれない。すぐにここに回してもらってよかった。僕たちは専門だから、どうすれば良いかわかっている。大丈夫」

 

そして、この病気に対する対処法として、効果があると言われている方法が、血漿交換とガンマグロブリン投与の二つあることを伝えられました。

 

簡単に言えば、

ギラン・バレーは、本来の免疫活動では外敵を攻撃するハズの抗体が、外敵だけでなく間違って自分の神経を攻撃してしまうことで神経が傷つき、脳からの信号が送れなくなってしまう病気(と見なされている)。

血漿交換は、血液から悪さをしている抗体を取り除くというもの。

ガンマグロブリン投与は、正常な抗体を大量に血液に送り込んで正常化するというもの。

 

そして、二つのうち、血漿交換を勧めたいとのこと。

 

投与したグロブリンの効果が薄かった場合、血漿交換すると、折角投与したグロブリンも取り除くことになってしまう。先に血漿交換をすれば、効果が薄かった時に、グロブリン投与の効果を追加できるというのがその理由。

 

「すべて任せてくれるかな」

 

もちろん、断る理由もなく、すべてお任せすることに。

 

一旦、方針が決まればそこからが速かったです。さすが、救急救命

また別の部屋にベッドのまま運ばれると、数人の医者と看護師に囲まれました。

 

そして、集中治療室?の様なところで、治療が始まりました。

 

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