べべん、べん。便。

タケです。

 

ICUで感じたことを徒然なるままにシリーズ。

 

今回のテーマは、その名も、

べべん、べん。便。

 

はい、

う・ん・ち

でございます。

 

お食事中スマホ片手にご覧の方は、食事を終えてからご覧ください。

 

ギラン・バレー症候群に限らず、体があまり動かせない病気で入院された方が必ずと言っていいほど陥るのが、便秘。

 

こんなところで、全世界に向けて公言するほどのことではないのですが、このわたくし、いわゆるお通じは良い方で、毎日毎日、快食快眠があってもなくても、比較的快便でした。

 

ただ、過去の経験上、便を出すリズムが変わってしまった日の翌日は、便が上手くでなかったりしました。

例えば、毎日朝に出していたのが、ある日、朝忙しくて出せなくて、そのまま昼・夕方と出さなかった場合、夜に出そうとしてもなかなか出なくなり、そしたら翌日の朝もなかなか出なかったり。

 

便はリズムだ。

なんて、格言をはきたくなるほどです。

。。。我ながら名言。

 

初日はご飯を食べることも忘れていたほどなので、便のことも忘れていましたし、そもそも、早朝に便を出していたので問題なかったのです。

が、翌日から、食事を3食頂くようになり、夕方あたりに、頭の片隅にチラと、あれ、おしっこは管から出るからいいけど、便の方はどうするのかしら?と気になります。

 

この時の僕の状況は、尿道カテーテルを挿し込まれて、紙オムツを穿いている状況。

 

尿道カテーテルは不思議なもので、軽い尿意の様なものは感じるのですが気が付くと尿意が消えていく感じ。

この尿道カテーテル、病院ではずっと「バルーン」って言われてました。これは、尿道カテーテルを挿した後、カテーテルの先を膨らませてバルーンを作り抜けなくすることから、バルーンを入れる、バルーンを抜くと言うのではないかと。

 

オムツを穿くのは久しぶりで、数年ぶりです。ニューヨークのタイムズスクエアでカウントダウンをした時以来。極寒の下、おしっこを8時間くらい我慢するために「装備」して以来です。

 

さて、便秘薬のCMなどでは、運動している映像が流れて、如何に便通には体を動かすことが大切かを描いていますが、体を動かせない病気で横たわるしかない僕はその対極の状態にあり。その為、便意もなかなか感じはしないのですが、「便はリズムだ」と考えている僕としては、そろそろ便を出した方が良いのではないかという気にもなり、看護師さんに聞いてみます。

「あの、うんちってどうすればいいんですかね」

そこで提示されたオプションは2つ。

  1. オムツ
  2. 挿し込み便器

挿し込み便器というのは、文字通り、おしりの下に挿し込む便器。

でも、便ってある程度踏ん張らないと出ないものではないかと。ただでさえ、横たわった状態では踏ん張れず、出しづらい上に、横たわった状態のおしりの下に便器を挿し込むわけです。

 

取り合えず、一回やってみよう。

。。。体、反り返っとるがな。

便なんか出るわけがありません。

 

じゃあ、ということで、少しでも座ってきばっている気分を味わうために、ベッドを起こして、さらに膝を曲げてもらいます。体は垂直よりも後ろに傾いていますし、膝は力が入っていない為、少し時間がたつと崩れてしまいますが、少しは気分が味わえる。ってことで、ここに便器を挿し込んでもらいます。

い、痛い。。。

なぜか、挿し込み便器って固いんです。便を受ける部分の淵が痛くておしりに食い込みます。

長時間、便との格闘をしようにも、おしりの痛さに戦意喪失。その後、何度も試みましたが連戦連敗。

 

ICUで4日目を迎えた頃には、心の中で、浣腸してもらおう、とひっそり決意しましたが、結局、便を出すことなくICUを卒業することになるのです。 

 

 

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自民党総裁選について

タケです。

 

ネットを見ていて思った雑談です。

 

ネットを見てると、自民党の総裁選に関連して、兵庫県議や神戸市議らが、官邸幹部から電話があり『石破の街頭演説すれば、将来に差し障る』などの、露骨な恫喝を受けたとのこと。

 

日大のアメフトの話が顕著ですが、昨今の風潮は、パワハラの根絶に良い追い風になっていると思います。

便乗しているのではないかと言えなくもない話もある気がしますが、これまで声を上げられなかった人々が声を上げて、スポーツにおいては練習しやすい環境、仕事においては働きやすい環境作りに向けた、うねりが出てきているのではないかと。

もちろん、それぞれの監督官庁もより良い環境に変えていけるような指導をしようとしているのだと考えています。

その大元である官邸の幹部がこのようなことをするような意識を持っていてよいのでしょうか。そして、実質的にこの国の首相を選ぶ選挙活動において、このような権力を笠に着た恫喝を行うようでよいのでしょうか。

 

僕は、今回の総裁選でどちらかに肩入れしたいと思ってもいないですし、自民党員でもないので、肩入れしたいと思っても出来ません。また、安倍さんは、首相として結構うまくやってきたと評価しています。

(上から目線の物言いに聞こえて申し訳ないですが)

 

それでも、このような動きを官邸幹部が行ってしまうというのは、感度が鈍っているというか、権力を持つことにボケてきている気がします。

 

体が十分動かない身体的弱者なので、時の政権がどういう視点をもっているのか、どういう感度を持っているかは気になるところなのです。

 

安倍さんに是非聞いてみたいです。

「この様な電話はパワハラではないか。また、この様な選挙活動を許容できるか」

もちろん、このようなことをせよと安倍さん自身が具体的に指示したとも思えませんが、周辺の人たちがこのようなことをやっても良いだろうと思ってしまうことが、現在の政権の雰囲気だとすれば問題だと思います。

安倍首相兼自民党総裁には、「私や妻が関係していたとすれば、首相も国会議員も辞める」とでも断言していただいて、本件について徹底的な調査を行っていただく度量を見せて頂きたい次第です。

 

パワーハラスメント

(和)power+harassment》職場などで、職務上の地位や人間関係などの優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、相手に精神的・身体的苦痛を与えたり、職場環境を悪化させたりする行為。上司から部下に対してだけでなく、先輩・後輩、同僚間、部下から上司に対する行為や、顧客や取引先によるものも含まれる。パワハラ

[補説]身体的な攻撃(暴行・傷害)、精神的な攻撃(脅迫・名誉棄損・侮辱・暴言)のほかに、人間関係からの疎外(隔離・無視・仲間外れにすること)、業務上の過大または過小な要求、私的な事柄への過度な干渉なども該当する。
 
ちなみに、パワハラ和製英語なので、英語では、
Abuse of Authority(職権濫用)
あたりが近いのだとか。
 
但し、最近、和製英語から英語でも使われるようになってきているらしいです。
 

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かゆい・かゆい・かゆい

タケです。

 

ICUで感じたことを徒然なるままに。

 

入院した初日は、目まぐるしく色んなことが起こったため、瞬間的に苦しいことがあったとしても、全体的には面白いが勝っていましたが、2日目から少し状況が落ち着いてくると、辛いところにも目が行くようになってきました。

 

 

まずは、

か・ゆ・み

痒み

です。

 

人は、痛さと痒さどちらが辛いのだろうか。。。

そんな命題を考えてしまうほどに、痒いというのは辛いものでした。

 

人は日常的にいろんなところが少し痒くなります。

殆どは、ほんの少し気になる程度であり、ほぼ無意識的に一瞬手で掻いて納まります。

 

かゆみを感じる理由は、ほこりがほんの少し付いただけかもしれません。

汗をほんの少しかいたからかも知れません。

取り合えず、人と言うのは思った以上に色々なところが痒くなります。

頭や顔、首筋、背中、手など、いろんなところが痒くなります。

あまり掻くと余計痒くなるということも聞きますが、

その症状が軽いうちに、ちょっと掻いて解消しているのです。

 

その瞬間、手が使えなかったら、腕などで擦ることもあるでしょう。

手も腕も動かないということは、その初期症状への対処が出来ないのです。

痒さに対して、文字通り手も足も出ない状況です。

 

この初期症状のうちに対処できなかったら、どんどん痒さが増してきます。

気になって気になってしかたありません。

一旦気になった痒みは等比級数的に増大していきます。

 

ただでさえ、あちらこちらの痒みが増大する中、血漿交換の副作用なのか、病院食へのアレルギーだったのか、背中と頭が痒くなってしまいました。

 

背中が痒いと訴えたところ、背中を見て看護師さんがびっくり。

どうも背中じゅうに発疹が広がっていたようです。

これはまずいと、早速、痒み止めの点滴を手配してもらえましたが、そんなにすぐ出てくるわけでもなく。

掻くわけにはいかないと、冷やすしかないと氷枕を持ってきて体の下に敷き詰めてくれました。

気分は新鮮さ命の魚か、氷漬けになったマンモスか。

 

頭の痒みは、ひどくなる一方。

毎日頭を洗うことが習慣化していると、1日洗わないだけで頭が痒くなると思います。そこに、手で触れられないということで痒さが増大している状況に、さらに、 副作用だかで新たな痒みが追加され、痒さ大爆発。気も狂わんばかり。

「頭痒いよー。洗ってほしいよー。」と夜中に呻いていたら、「じゃあ洗ってあげます」と言われて、ビックリ。

え、どうやって頭洗うの?しかもこんな夜中に???

と、頭洗ってほしいと呻いていたくせに、いざ洗ってくれると言われると少し日和ってしまう僕。

 

看護師さんは、洗髪セットを持ってくると、暗い中、手慣れた様子で頭の下に防水マットを敷い、お湯の入ったボトルで頭を流し、シャンプーをつけて頭を洗ってくれました。

おおぉ、気持ちいい。もっと強く擦ってけろー。

ベッドの上で頭を洗ってもらえると思っていなかった反動もあるのか、もはや誰か別人が乗り移ったかのようになりながら、洗髪を堪能しました。

 

しかし、頭を洗い終わると、そんな快楽の世界は、すぐさま去っていき、現実に引き戻されます。

か、かゆい。。。

 

洗っても痒いので、頭の下や周りにも氷枕を敷くことに。

頭も体も、全身氷漬け人間が一丁あがりです。

 

痒くても、自分で掻けない、でも、掻いてももらえない。

ただただ冷やすのみ。

痒みとの闘いは、手が動くようになるまで続くことになりました。

 

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ICUの看護師さんたち

タケです。

 

ICUで感じたことをつらつらと。

 

まず、看護師さん。

ICUの看護師さんは、当番制で、朝と夜の2交代。

交代の時に、挨拶しに来てくれます。

「今日担当の〇〇です、よろしくお願いします」

 

ICUの看護師さんの体制は、厚生労働省から下記の指針が出ています。

 

看護師の配置については、患者の重症度に応じた看護が行える体制とすること。業務を安全に遂行する上で必要とされる人員を、配置すること。具体的には、患者の重症度等に応じて患者2人に対して看護師1人以上常時配置すること

 

要するに、患者1人~2人に、看護師さんが1人つく体制です。

ほぼ、専任状態になるため、至れり尽くせりでございます。

 

ご飯を食べるときは、手が動かない僕の様な患者に対しては、

食べ物を一口一口食べさせてくれて、歯まで磨いてくれます。

ちなみに、このスプーンひとすくいで、その人の為人が分かるといったら過言でしょうか。

ひとすくいの量、口に入れる角度、そしてその間。

 

体が動かないので、お風呂もシャワーも出来ない僕の様な患者に対して、

「足湯してみますか?気分が変わりますよ」

と言って、ベッドの上に桶の様なものを置いてお湯を入れ、そこに僕の動かない足を入れてくれました。

僕も、「おぉ、温泉みたいだ~」とはしゃぎました。

 

血漿交換に対する副作用か、背中が痒くて堪らなくなった時のこと。

最初は、体を拭いてくれようと泡の石鹸とタオルを持ってすぐ近づいてくれましたが、背中が発疹だらけなのを見て、拭くのは良くないと判断したようで、

「掻けないから冷やしますね」といって、氷枕をいっぱい体の下に敷いてくれました。ちょっとした氷漬け状態ですね。

人によっては、ビニール製の手袋をして掻いてくれました。

爪を立ててでも掻いてほしかったですけどね。

 

夜中、頭が痒くて仕方なくなった時には、夜中にも拘わらず、ベッドの上で頭を洗ってくれたりもしました。

 

テレビをICU以外の病棟から探してきてくれて、僕のベッド横に持ってくるよう手配してくれたりもしました。

 

もちろん、担当外の看護師さんも何かあれば、来てくれます。

 

ある看護師さんは、担当外の方でしたが、色々とお世話してくれた上で僕にこう言いました。

「急にこんな風になって、すごいストレスですよね。

 そのイライラ、全部わたしたちにぶつけてもらっていいんですからね。」

まさに、白衣の天使。

看護師さんは凄いなと、感動してしまいました。

 

きっと、病気を受け止められずイライラして、看護師さんにあたる患者も多いのでしょう。それを受け止めてくれる優しさって凄いです。

 

まぁ、僕の場合は心の中で、

「いやぁ、そこまでイライラしてはいなくて、どちらかといえば、初めて経験することばかりで、ちょっと楽しくなってます」

とは思ってしまって、口には出せませんでした。

 

また、さすがICUの看護師さんは、緊急事態に慣れています

僕の担当看護師さんが、ちょっと他の患者さんを手伝いに行って戻ってきました。

 

「おじいちゃん、自分でA-ライン抜いちゃって。血が吹き上がっちゃった。服とか血まみれで大変だった。あはは。」

 

闘病生活の開始が、明るい雰囲気だったため、気持ちも明るくなれたのは大変助かりました。

 

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2日目の午後

タケです。

 

両親と会うところからです。

 

両親は、昨日(入院初日)は、丁度、関東にまで旅行に来ていたとのことだったので、途中に立ち寄るのだと思っていたら、昨日までの旅行だったらしく、昨晩、大阪に着いて、今朝、発ってきたらしいです。

昨日夜遅くに旅行から帰ったばかりで疲れているだろうに、早朝からこちらに向かってくれたようで申し訳ないです。

 

妻と一緒に登場したので、どこかで待ち合わせて一緒に来たのかと思いきや、大阪から直接来たら、偶然途中で妻に会ったらしいです。

凄い偶然だな、と思いつつ、今回の病気は何か(いい意味で)ツイてるかもと感じました。

 

僕の両親は大阪に住んでおり、実は今年のGWは、大阪に行く計画を立てていました。

子供たちが生まれてから大阪に殆ど行けておらず、ことあるごとに孫たちに遊びに来て欲しいというジジババに、親孝行のつもりで企画していました。

孫たちを連れていく場所の候補を色々調べていたりして、事前に候補リストを送ってきていたくらい楽しみにしていた様子でしたが、この状況ではさすがに無理だと伝えました。

まぁ、お見舞いをきっかけにして孫たちに会うことが出来たので、少しは良しとしてもらおうかと。

 

それにしても、いきなり手足が動かなくなった息子の姿は親にはどう映ったのだろう。

取り合えず、首から上は動くし、しゃべることは出来るため、心配させないように、出来るだけ元気に話すように少し心掛けてみました。

 

この時の僕は、足を動かせないことで血栓が出来てしまわないように、足に膝までのストッキング(弾性ストッキングと言うらしいです)を穿いて、その上から、ばねの様なもので足をグルグル巻きにして、機械で自動的に締め付けたり緩めたりしていました。

また、両腕と首(と、見えないけれど尿道)からは、管が出ていて、両親曰く、磔にされているみたい、とのこと。

ただ、元気に会話したのが功を奏した様で、安心した、と。

一生懸命調べてきたであろうギラン・バレー症候群についての知識を披露してもくれました。

 

また、妻は妻の方で、入院初日にお願いした会社関連への連絡はしっかりやってくれていました。

連絡した相手の方々からは、やさしい言葉を頂いたようで、会社の周りの人には恵まれていたことを改めて感じました。

連絡した相手に対する妻の感想を聞きながら、やはり少しの会話でも為人は伝わるものなのだなとも思いました。

妻からの高評価に、会社の方々を少し誇らしく思ったりもしました。

そして、急にこんなことになって色々パニックになりかねない中で依頼したことを安心して頼める妻のことも。

 

これで、とりあえずの心配事は消えた。

 

仕事についても幾つか気になりますが、色々と手を尽くそうにも、いつになったら手足が動くのかもわからないし、今のままでは、電話で話すことも、メッセージを打つことも出来ないので、中途半端に関与せず、いなくなったと思ってもらうしかないと考えました。

 

なお、初日の帰り、子供たちが救急車に乗って帰りたいと駄々をこねたらしいです。

子供たちよ、父の体を張った救急車体験、存分に楽しめたようでなにより。

そして、今後は乗らないでおくれ。

 

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2日目の朝

タケです。

 

少し体調崩していましたが、回復基調なのでブログ復活です。

体調崩した際、その体調の悪さを押して病院にまで行く必要がないのが

入院中の良さですかね。

 

さて、1日目の夜は、始めのころは少し寝て目覚めて、また、ぼぉ~っとして

を繰り返しているうちに、少し長めの睡眠に入ったようです。

気が付くと、朝の光がどこからか入ってきていました。

2日目の朝、息がまだ出来ていることを感じて、少しホッとします。

 

救急車で運び込まれたときに、今日中に人工呼吸器をつけることになることを了承してくれと言われていましたが、乗り越えられたんだと。

 

採血や血糖値、酸素の値を測ります。

 

酸素の値と書きましたが、ピンとこない方のために。

たまに内科などに行った時に、指を赤い光の出る装置で挟んで、96~99くらいの100に近い値が出る様なことをした経験がある方もいるかと思います。

あれをパルスオキシメーターと言うらしく、動脈酸素飽和度と脈拍数を測定する機器です。

心臓から全身に運ばれていく血液(動脈血)の赤血球の中のヘモグロビンの何%が酸素と結合しているのかを調べた値が、動脈酸素飽和度、いわゆる「酸素の値」です。

 

看護師さんの中には、「99点ですね」とか点数の様に言う人もいます。

この値が90%より低いと、全身に酸素が十分送れなくなっている状態とのこと。 

 

採血は、既に動脈に挿さっている管、Aラインから行います。

昔、幼稚園の時に入院していた時に、毎日のように耳たぶを切られてそこから血を取られていた記憶が蘇ってきました。結構痛くて、毎日憂鬱になっていました。あれって、何をやっていたんだろう、とふと頭に浮かびました。

 

既に血管から管が飛び出している状態なので、血を取る時に針を刺す必要がありません。超便利。

 

一通り測った後は、しばらく何もすることがありません。

その後、またベッドの角度を変えてもらい、角煮まんじゅうの様な格好にしてもらって朝食を食べさせてもらい、そしてまたやることがなくなります。

ただただ周りをキョロキョロ。

と言っても、首を殆ど動かせないので、目だけでキョロキョロです。

 

なぜか、美空ひばりの曲が流れて来ました。

んっ、美空ひばりがBGM?

 

ここはBGMが流れるICUなのかと。

それにしても、選曲渋い。。

 

そのうち、浪曲の様なものも流れてきました。

んっ、んんん??

 

別の患者さんが流しているようです。

ここって、そういうの自由なの?っと思いましたが、曲が流れてきている方を見ると、意識があるのかさえ怪しいような患者さんに見えます。

あまり深く突っ込まない方が良いのではと勝手に忖度しました。

 

午後からは、昨日来れなかった両親が来てくれることになっていました。

 

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初めての夜

タケです。

 

指の痛みが取れないので、短めの記事を書いていきます。

 

入院一日目の夜です。

 

ナースステーションとの間を仕切るカーテンが全開のままなので、

ずっと、ナースステーションの様子が見えます。

その逆もしかりで、常にナースステーションからこちらも見えている状態。

 

目を少し閉じていたものの、何となく目を開けて、頭を少し動かしていると、看護師さんが近づいてきて、様子を伺ってきます。

 

ハイハイ、ちゃんと息してますよ、と看護師さんに目で語り掛けます。

油断も隙もありません。人口呼吸器をつけるタイミングを狙っているかの様(笑)

 

と構えていたら、ここで、看護師さんから、意外なお話が。

 

「晩御飯食べられますか?」

 

へ、、、そう言えば、今日何も食べてない。

いろいろあり過ぎたのか、点滴を打っているからなのか、ご飯のことを忘れていました。

 

「た、食べます。はい。」

 

すると、看護師さんが、ベッドの傾きを変えてくれて、上半身が垂直になります。

 

うっ、は、挟まる。ベッドに挟まれて苦しい。

ベッドの動きに合わせて体をずらすことが上手くできず、

気分は、、、

 

 角煮まんじゅう

 

そんな、角煮まんじゅうの角煮野郎に、看護師さんが、一口一口ご飯をすくって食べさせてくれます。

 

おお、これぞ白衣の天使的な、と少し鼻の下を伸ばしながら食べてみると、なんかシュワシュワしてる。

かまぼこと泡の中間の様なおかず。

嚥下食というやつです。

 

そして、飲み物がとろみのついたほうじ茶。

その名も、とろみほうじ茶。

お茶だと思って飲んだら、口の中がドロドロな感じに。

 

水の様なさらさらの液体は、意外と喉につっかかり、むせやすいのだとか。

いやいや、こっちの方がむせちゃうと言い張っていたら、笑いながら普通のほうじ茶に変えてくれました。

 

美味しいとは言えない夕食を終えると、今度は歯磨き。

これまた、看護師さんが、口の中を磨いてくれます。

 

「はい、口開けてください。」

といって、ブラシを口の中につっこみ、ゴシゴシ。シャカシャカ。

 

「はい、うがい。」

といって、紙コップの水をストローで吸って、差し出された器に、ペー。

 

気分は、おじいちゃん?それとも赤ちゃんですかね。

 

ICUも消灯となり、今度こそ、お休みです。

 

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