退院

タケです。

 

先日、退院しました。

 

最後の日は、ちょっぴりしんみり。

嬉しいような、名残惜しいような、、、

 

朝、5時ごろに目覚めたので、最後の日の出でも見ようと、廊下の端っこまで車椅子で移動。窓の枠に掴まりながら立って暫く東の空を眺めていましたが、時間が早すぎて太陽出てこず。

一旦、部屋に戻ってしばらく横になっていましたが、6時ごろからソワソワ。

外も少し明るくなり始めたので、今度は病室の窓の枠に掴まりながら立って少し外を眺めて見ました。

見慣れた風景が広がっています。

転院してきて一度移動したので、この部屋に来たのは5月の末。まる4ヶ月以上、この部屋で過ごしました。

分厚いクッションを2重に敷いてかなり上げ底した車いすから立てるようになったのは、7月。この風景も約3ヶ月ほど見ていたのですね。

方角的には、家がある方向なのでこの景色の中に我が家があるのです。

帰りたいような、帰るのが怖いような我が家が。

 

その後、車いすに座って、ベッド横で窓から空を眺めていたら、看護師さんが、体温と血圧を測りに来ました。

「最後の測定ですね。」

「はい。」

検温一つにも、哀愁が漂います。

 

看護師さんがいなくなると、髭剃り。

まだ指の力がなくてシェービングクリームを出せない僕に、昨日OTの人が手作りして持ってきてくれたボタン押しツール(ラムネのビー玉を押すやつみたいな役割)を使って出したクリームを使って。

 

普段は、病棟内はパジャマで過ごしていたのですが、朝食の前にパジャマからお着換え。最後の食事に向かいます。

何人かの患者さんとお別れのご挨拶。

思わず「お元気で」っと口を衝いたのですが、病院で言うのも変な言葉な気も。

 

朝食が終わるくらいの時間帯に、丁度、ナースステーションでは朝礼が行われていて、看護師さんたちが一番集まっているので、このタイミングでナースステーションに退院の挨拶する人を見かけたことがある為、ここで挨拶に寄るべきかと頭を過りましたが、最後にまたタイミングが来るはずと、病室に直行。

 

僕は、家で生活出来るレベルに回復してきたと言うこともありますが、150日制限にて退院するので、入院期間は最長クラス。病棟では最古参。回復期リハビリ病棟のOT、PT全セラピストさんをコンプリート(担当してもらった)なので、変に感慨深くなっています。

昨日、挨拶したら良かったかなぁと思っていたら、主担当のOT、PTの二人を始め、何人かのセラピストさんが挨拶しに来てくれました。

 

そうこうしているうちに、妻と母が来てくれました。

妻が手際よく荷物をまとめてくれていると、薬剤師さんが薬を持ってきてくれました。

一ヶ月分の処方ですので、まぁまぁ大量。

殆ど、痛み止めと胃薬ですが。

 

次に師長さんがやってきました。

急性期に罹った大学病院の診察を受けなければならないらしく、大学病院への紹介状やら、退院後に自宅で受ける訪問リハの病院への紹介状やらの諸々の書類を受け取り、これでこの病棟でやることは御仕舞いとのこと。

 

病室から出て、ナースステーション前を通ったら、、、

しまった、人が少ない。

朝の忙しい時間帯だもんな、やはりさっき挨拶しとくべきだったか?と一瞬心が揺らぐ。

 

ナースステーションの奥に病棟の先生を見つけ、少なくとも先生にはと思って挨拶を、と声をかけた途端、病棟の色んな所からワッと看護師さんや介護士さんなどのスタッフが集まってきてくれました。

そして、似顔絵付きの寄せ書きまでもらってしまいました。

 

昨日、看護師さんに明日泣いちゃうかもと話していましたが、寄せ書きを受け取ったときには、感動してしまいました。

 

病棟の出口まで沢山の看護師さん達に見送られて、エレベーターへ。

次は、別の階にあるリハビリ室。

こちらは、丁度人が出払っている時間帯でしたが、誰か知った人がいるはずと、出たとこ勝負。

回復期リハビリ病棟担当の責任者のセラピストさんが、たまたま居合わせて、無事退院のご挨拶。

 

これでみんなとお別れ。

 

その後、タクシーに乗って家までGo。

タクシーでは病院の車で、車の乗り降りの練習した成果を遺憾なく発揮。

 

半年以上ぶりの家に着いた時には、変な感じ。

帰宅時最大の難関、上がり框を何とかクリアして家の中へ。

 

そして、

家だー。

 

ただいま。

 

 

 

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