心の切り替え その2

タケです。

 

前回、「心の切り替え その1」と書いたので、続編を。

 

ICUにいる時に、ベッド脇で妻が暗い顔で言いました。

「悪いことばっかり起こる」

 

色々な出来事を悪いことと捉え、そしてツイてない、運が悪い、なんで私たちばかりこんな目に、、、などと受け止めてしまっていたようです。

病院に来るときに風が強くて、目に砂が入った、鞄に砂が入った、なんて些細なことも、悪いことと捉えて、ふさぎ込む気持ちに追い打ちをかけた様子。

  

それに対して、僕は、「いいこと起こってるよ」と答えました。

妻「いいことって、なに?」

 

僕「子供がかわいい」

 

まぁ、急に自分の夫が首から下動きません症候群に罹って、今日明日にも呼吸止まるかもと言われてICUで集中管理されてますって状態になってしまったら、私の世界はバラ色ハッピーって人はなかなかいないでしょう。

 

人は普段、自分がいかに幸せに包まれて生きているかを認識出来ないものです。

しかし、今回のことで、いかに普段の生活のすぐ側に、想像もしないモノが潜んでいるかを認識しました。

突然の交通事故かも知れないし、突然の病、そしてそれによって起こる死や身体障害。。。

そんなものに出会わず生きてこれただけで、いかに幸せか。

それに加えて、子供がかわいいとか、どんだけ恵まれてるんだよと。

 

今日、体が動かなくなるかもしれないし、息が出来なくなるかもしれない。

今日、目が見えなくなるかもしれないし、耳が聞こえなくなるかもしれない。

そんな今日を積み重ねて生きてこれた。

それって、最高にツイてる。

 

今回、発症が海外出張先や単身赴任先だったら、僕は死んでいたでしょう。

朝起きて体が動かなかったら、電話も出来ないので助けも呼べない。

まぁ、海外出張先なら、アイツどうしたんだって仕事関係の人がホテルの部屋に様子を見に来てくれて、助かるかも知れませんが。

単身赴任先なら、いくら無断欠勤だからと言っても、電話して出なければ、即、家駆けつけ、インターフォン鳴らしても応答無ければ、即マンションの管理会社に鍵開けさせて、家に踏み込み、首から上だけ動いている男発見、なんてのは流石にあり得ないでしょう。

そうなんです、僕ってツイてるんです。

 

今回の病気のお陰で、子供たちも救急車に元気なまま乗ることが出来た。

ドラマの世界でしか見れなかった救急救命の現場を体験することが出来た。

 

これらを、なんでこんな不幸な目にって感じるか、こんな普通じゃ出来ない経験をしてしかも生きてるなんてって感じるか。

 

心の切り替えスイッチをどちらに倒すかは、大変重要でした。

 

なぜなら、病気の本人が一番苦しいはず。だったら、本人が苦しくないって思えれば、周りの人の心も軽くなるはずだから。

 

 

 

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